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プロ野球選手会が新制度提案へ。プロテクト外の選手を指名可能に?

さて

選手会が新たな制度についてNPBに提案していく模様です。

 

www3.nhk.or.jp

 

プロ野球選手間で行うドラフトみたいなものでしょうか。確かに守備位置の兼ね合いなどで出場機会に恵まれない若手選手はどこにでも一定数いますしね・・・

 

例えば阪神の鳥谷ですとか巨人の阿部のような一流の選手がいると、ケガとかよっぽどの不調がない限りは彼らがスタメンなわけです。そこに同じポジションの新人が入ったところで良くてベンチスタート。若手が対等に勝負出来るのは編成が複数人になる投手、次点で外野くらいでしょう。

 

参考情報としては面白いデータがあります。

 

 

 

新人王から見た活躍できる若手の傾向

セ・リーグ

2016 阪神 高山

2015 横浜 山崎

2014 広島 大瀬良

2013 ヤクルト 小川

2012 広島 野村

2011 巨人 澤村

2010 巨人 長野

2009 巨人 松本

2008 巨人 山口

2007 阪神 上園

2006 広島 梵

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若手の勲章である新人王ですがとても極端です。実はセ・リーグでは梵を最後に外野投手しかセ・リーグ新人王には選出されていません。てか上園とかいたなぁ・・・

ちなみにパ・リーグにおいてはもっと極端でして2000年の該当者なしを除くと1999年以降全員投手。野手で最も最近の新人王は1998年の西武小関、内野手だと1997年のロッテ小坂になります。野手の新人王が選出されず20年が過ぎようとしてるわけです。

 

 

 

 

まあ一概にはいえないですよ?もちろん実力的に劣っているならしょうがないですし。

ただ前述したように「絶対的な存在」がいるチームに指名されて入団した不運な選手を救済する措置に今回の制度はなり得るのかなと思います。そういう選手は有望でも2軍暮らしが長くなりますからFAも取得できないか、取れても旬を過ぎたころになりそうですしね。もし移籍しても知名度が低いから好待遇は望めない可能性も高い。それなら他球団でその守備位置が薄いチームが指名すれば活躍の場が広がる可能性が高まるのかなと。

 

特に内野手とか捕手は1人の一流選手が同じポジションを長くやる場合が多々あるのでこの制度は良い方向に働くと思いますねぇ。 

 

 

球団の人数枠や拒否権、年数制限などもあるとは思いますが個人的には是非採用してみてほしい制度かなと思います。

 

 

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